【星占い師がシカゴの蚤の市で売っていたという魔法の本、Gypsy Witch Fortune Teller📚】
中古の本屋さんで、『愛と結婚のジプシー占い Gypsy Witch Fortune Teller(カールトン・ケースさん編、あるいは著、佐藤亮一さん訳)』
というジプシーの神託の本を見つけた
この本は、翻訳されて昭和63年に日本で出版されています
原語の本は訳者の方が、アメリカのシカゴの蚤の市(のみのいち)で星占い師から買ったものだそうです
黒人の人々に信心を集めていた本だという…
その本は、壊れたレンガの建物があちこちにある広場で売りに出されていたそうで、
箱の台に置かれた粗末な製本の汚い本だったとありました
そのくだりは、子供の頃に読んだ屋根裏部屋で魔法の本をみつけるというストーリーを思い出させます
ジプシー(Gypsy)というのは、インドの北西部から西へ西へと移動を始めて千年、ヨーロッパに入って五百年という民族集団の人々のこと
ジプシーの神託は、手動でランダムに印を打って、偶数か奇数かを調べ、それをもとに吉凶を判断するものです
僕は今一度、易占術や八卦のことをいろいろと調べていた時に、このジプシーの神託の占いの本をみつけた訳だけど、
この本を読んでみて、結局には易占術もジプシーの神託も大差ないと思わざるを得なかった
ランダムに打った点が偶数なら陰(- -)で、奇数(ー)なら陽だとすれば、
ジプシー占いも、元々は八卦や、両義、四象、八象といった、易のトリグラムを生んだ古の中国の文化と、同じような文化で生まれた(古代の文化遺産)もののように思える
占いに詳しい方は知っているかも知れませんが、
ドット(点)を打って、吉凶を占う神託のやり方は、中国や台湾の易占術、そしてジプシー占いに限らず、
ペルシアで始まって地中海沿岸、中近東、アフリカに広まったジエオマンシー・土占術というのもあったりします
だから、元は同じものなのでは…?と思ってしまう
(もしかしたら、同じところから広まったというより百一匹目の猿現象みたいなものかなぁ…)
☆
ジプシーの神託に似ているジエオマンシーについては、
高橋桐矢さんの『ジオマンシー占い』という本がおすすめです!
占い方は、様々あるのですが、「手動でドット(点)を打つというやり方で、透視が出来るのはなぜなのか?」ということの答えへのヒントが書かれてあったからです
(占いというのは当たるなら「透視」でしょう!)
『ジオマンシー占い』は占いの本ですが、以下の様なリモートビューイングのことが出てきます
リモートビューイングでは、透視でキャッチした情報を表現する際には、それを言葉にする前に、絵を描くという手段が採用され、その際には手を止めないことがポイントで、手が止まりそうになったら無意味な線を描いたり《点を打ったりすること》が推奨される
つまり、点を打つということは、
中国や台湾の易占術、ジプシー占い、ペルシア起源とされるジエオマンシーに限らず
CIA (アメリカ中央情報局)やスタンフォード研究所でのやり方や技術にも共通するのだということです
☆
もう、ずっと前の話しですがシカゴには行ったことあります
だから雰囲気では、空気の感じとかを想像可能です
でも、蚤の市の広場どこなんでしょうね
場所の詳細は書いてありません
もし、その本を蚤の市で見つけたのなら僕も買いたいかも( ^ω^)
(さて、話の道筋的なものを、やや元に戻します…)
中古の本屋さんで僕が見つけたというのは、もちろん翻訳された本です
訳者の方が「どの様な経緯で、その本を手に入れたのか?」ってことが、少しだけでも書いてあるというのは面白くて良いアイデアだったと思う
訳書に、翻訳した方の考えが入ってしまうのを避けられないのでしたら
むしろ、半分は著者(作家)なって、直に考えとか経緯とかを併せて本に載せて発行してしまう方が面白い本になるのじゃないか?と考えるわけです
本の内容の中核部分である占いのやり方よりも、その本に辿り着いた経緯をもっと読みたいように思ってしまう
なのに、このジプシーの占いの本を日本語に翻訳した方は、
単に蚤の市で"いかものあさり"をしてただけであって、
この本でなくとも、なんでもよかったらしいのですが!
…😟