話す内容ではなく、声自体が相手の心に直接響き、、無意識を説得させてしまう訳です
声に「グー・チョキ・パー」があるというのは、のプロメッサ総合研究所の谷川須佐雄さんの本を読んで初めて学んだ事だった。
仕事も人間関係もうまくいく声の出し方つくり方 (あさ出版 2005年)
この本をたまたま本屋さんでみつけたのがキッカケです。
グーが防衛的なくぐもった閉じた声で、チョキが尖った攻撃的な声で、パーが開いた明るい声だとし、美しい声と使える声は違うというキャッチコピーの帯がついていました。
交渉で戦略的にこうした声の使い分けをするという概略の本で、なるほど!と思ったものです。
話す内容ではなく声自体が相手の心に直接響き、相手の無意識を説得させてしまう訳だ。
声すらも戦略的にコントロールされてると言うのは、なんとも世知辛い話ですが、僕はこれでボイトレの世界へ、ますます深く足を踏み入れて行きました。
当時、アーティストとしてただ歌を歌いたかっただけでしたから(高い声がもてはやされた時代だったし)少し混乱もありましたが、今となっては、声について根本から学んだのは何一つ無駄にはなっていなかったと思っています。
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直接習ったのは戦略発声法ではなく、ブレスボイストレーニング研究所でしたが、そこでも美しさを求めていくというよりは、ディベートで勝てる声という考え方があったから、僕はボイトレや歌についての考え方を大きく変転せざるを得なかったんです。